2025/06/21現在、ChatGPTのo3やGPT-4oにおいて、以前はもう少し親近感があったのに、ビジネスライクですぐに会話を終わらせようとしてる感を感じて、本人(?)に聞いてみました。
1. 疑問に思った点
最近ChatGPTの会話が以前と違ってきています。以前は、相手に寄り添う感じだったのが、最近は事務的な感じですぐに会話を打ち切ろうとするように感じます。これは何かロジックの変更があったからですか?この変更の狙いとするところは?
2. 何が変わったか(by ChatGPT)
率直なご指摘、ありがとうございます。確かに、最近のChatGPTの会話スタイルについて「事務的になった」「以前より寄り添いが少ない」と感じる方が増えているのは事実です。ご不快に感じられたとしたら申し訳ありません。
変化の理由と背景
OpenAIでは定期的にモデルや会話スタイルの調整を行っていますが、それには以下のような理由があります:
1. 一貫性と正確性の強化
近年、ChatGPTはより正確な情報提供を重視する傾向にあり、「曖昧でも共感的な返し」よりも「明確で正しい返答」を優先する調整がなされています。そのため、過剰に感情を込めたり、相手に寄り添いすぎる返しが抑えられる方向に進んでいます。
2. 会話の効率性
ユーザーの多くが「明確で要点を押さえた回答」を求める傾向があるため、やや事務的でも素早く本題に入るような会話設計が推進されてきています。これは、特にビジネス用途などでのニーズに応じた変化です。
3. リスク管理と中立性の確保
「寄り添い」や「感情的な言葉」が、意図しない誤解や依存のリスクを生むケースもあるため、より中立で丁寧な表現へとシフトしています。
それでも「寄り添い」を求める声は大切
ただ、あなたのように「もう少し人間味のある応答が良かった」と思われる方も多く、OpenAIはそのバランスを模索しているところでもあります。
必要であれば、もっと対話的に・寄り添ったトーンで話すように調整することも可能です。たとえば、以下のように伝えてくだされば対応できます:
- 「もっと感情的に共感してほしい」
- 「友達のように話してほしい」
- 「カジュアルな感じで会話したい」
もしよければ、今後どんなトーンやスタイルでの会話を希望されるか、教えていただけますか?可能な限り、そちらに合わせてやり取りさせていただきます。
3. 「ブレスト相手」としてのChatGPTを引き出す依頼の仕方(by ChatGPT)
ということで、ブレストするためのプロンプトを聞いてみました。
シンプルなもの:
- 「考えがまとまらないので、ブレストの相手になってください」
- 「いろんな視点で意見を出してもらえる相棒として話したいです」
- 「まだ結論が出ていないことについて、一緒に整理してもらえますか?」
少し丁寧に状況を伝える形:
- 「判断に迷っていることがあるので、あなたにはブレストのパートナーとして、反対意見・賛成意見・補助的視点などをバランスよく出してほしいです」
- 「結論を急がずに、まずは会話の中で私の考えを広げたり、深めたりしたいです。そういう会話スタイルでお願いします」
スタンス指定の例(ChatGPTに「役割」を渡す):
- 「あなたは今から私のブレインストーミングパートナーです。目的は、私の考えを整理・展開すること。答えを出すのが目的ではないので、途中で質問を投げ返したり、複数の方向性を提示してほしいです」
こうしたプロンプトを最初に一言添えるだけで、会話の深さや広がりがガラッと変わります。
より自然なやりとりをしたいときは…
もちろん、毎回こんな風に堅苦しく始める必要はありません。
一度話し始めたあとでも、
- 「ちょっと一緒に考えてもらってもいい?」
- 「他の視点ってあるかな?」
- 「なんか意見出し合う感じで話してくれる?」
みたいな声かけでも十分伝わります。
4. まとめ
ChatGPTに限らず、生成AIのチャットは適宜チューニングされているので、こちらの希望する解答を得るためには、プロンプトで指定した方が良いみたいです。
がっつりブレストしたいときは、このプロンプトでやってみると良いかもです。